🚶‍♂️【魅力】自分の足で渡る!しまなみ海道2泊3日の徒歩旅完全ガイド

リフレッシュ

サイクリングの聖地として全国的に知られる「しまなみ海道」。しかし、車や自転車では一瞬で通り過ぎてしまう瀬戸内海の豊かな自然や橋の建造物美を、あえて「自分の足で歩いて渡る」スローな旅が密かに注目を集めています。

時速4kmの徒歩旅だからこそ出会える絶景や、島々の温かい空気感、そして1島ずつ泊まりながら進む「島泊」ならではの魅力を詳しく解説します。事前準備や歩行ルートのコツを押さえて、特別なウォーキング旅へ出かけてみませんか?

※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。

あえて「徒歩」で渡るしまなみ海道の魅力

しまなみ海道をあえて徒歩で渡る一番の魅力は、五感すべてで瀬戸内海の風土を感じられる点にあります。

自転車のようにスピードが出ない分、海の上を歩く爽快感、潮の香り、島々に広がる柑橘畑の甘い香り、波の音をじっくり楽しむことができます。

さらに、歩行者ならではの嬉しいメリットと体験ポイントが存在します。

  • 自転車・歩行者専用道の通行料金が無料 しまなみ海道に架かる各橋の自転車・歩行者専用道において、歩行者の通行料金は無料となっています(本州四国連絡高速道路株式会社の規定による)。
  • 立ち止まり・撮影の自由度の高さ 気になったフォトスポットや展望台、路地裏の景色を見つけた際、すぐに足を止めて写真撮影や立ち寄りができます。
  • 自分の足で「県境」を跨ぐ達成感 広島県と愛媛県を結ぶ「多々羅大橋」の橋上には県境の路面表示があり、歩行者なら右足と左足をそれぞれの県に置いてゆっくり記念撮影を楽しめます。

尾道からスタート!徒歩ルートと橋を渡る順番

本土側の広島県尾道市から今治方面へ向けて歩く場合、島々を繋ぐ橋の順番やルートの基本を押さえておくことが重要です。

1. 本土(尾道)から向島へは「渡船」でスタート

尾道駅からスタートして最初の島である「向島(むかいしま)」へ向かう際、本土と向島を結ぶ「尾道大橋」は歩道が狭く非常に交通量が多いため、歩行者や自転車は渡船(フェリー)を利用して渡ることが安全面から推奨されています。

そのため、尾道港(駅前桟橋など)から運航されている渡船を利用して向島へ渡るのが標準的で安全なルートです。乗船時間は約3〜5分ですが、風を感じながら渡る船旅は旅の素晴らしいオープニングになります。

2. 順に渡る橋のステップ

向島に上陸した後は、以下の順番で橋を渡りながら次の島へと進んでいきます。

  1. 【1番目の橋】因島大橋(向島 ➔ 因島) 車道の下層に歩道が設けられた珍しい2層構造の橋。日陰になっており、頭上を通る車の音を聞きながら海の上を歩く非日常感が魅力です。
  2. 【2番目の橋】生口橋(因島 ➔ 生口島) 美しい斜張橋で、優美なワイヤーや主塔を間近に見上げながら渡ることができます。
  3. 【3番目の橋】多々羅大橋(生口島 ➔ 大三島) 広島県(尾道市)から愛媛県(今治市)へと入る県境の橋。主塔の下に設置されている拍子木を鳴らすと反響音が響く「多々羅 鳴き龍」体験でも有名です。
  4. 【4番目の橋】大三島橋(大三島 ➔ 伯方島)
  5. 【5番目の橋】伯方・大島大橋(伯方島 ➔ 大島)
  6. 【6番目の橋】来島海峡大橋(大島 ➔ 今治)

2〜3日で巡る「島泊」と快適な徒歩旅のノウハウ

全長約70kmのしまなみ海道を歩き通す場合、2泊3日〜3泊4日程度の日程を取り、1日あたり15km〜25km前後を目安に「1島ずつ宿泊しながら巡る」スケジュールが現実的で無理がありません。

徒歩旅を安全・快適に成功させるためのポイントを以下にまとめました。

  • 徒歩旅を安全・快適にする準備と対策リスト
    • 大きな荷物は宿泊先へ「事前発送(宅急便)」する:当日の朝から身軽に歩き始めるため、大きなスーツケースやリュックは宿泊先へ前もって宅配便で送っておく方法が効率的です(※あらかじめ受け取りが可能か宿泊施設へ事前連絡・確認を行い、伝票に宿泊日と予約者名を明記しましょう)。
    • 路面の「ブルーライン」を目印にする:道路脇に塗装されている青いライン(ブルーライン)を辿ることで、迷わずに次の橋へと進むことができます。
    • ブルーラインの「途切れ」に注意する:大型の交差点や歩道への切り替え地点、路地の分岐部ではブルーラインが一時的に途切れている場合があります。ラインを見失った際は、慌てずに周辺の道路標識(緑や青の案内看板)を確認するか、事前にマップをダウンロードしてルートを確認しましょう。
    • エスケープルート(バス・船)の時刻表を控えておく:悪天候や体調不良に備え、島内を走る路線バスや各港から発着する高速船の時刻表・乗り場を事前に調べておくと安心です。
    • 渡り切ったゴール地点で「ごほうび後泊」を入れる:最後の来島海峡大橋を渡り終えた後は、そのまま移動して帰宅するよりも、今治市内の温泉宿やホテルで1泊するのがおすすめです。温泉や温浴施設で足腰の疲れを温めてほぐし、今治名物のグルメや地酒で走破の達成感を噛みしめながらゆっくり休むことで、旅の満足度がさらに高まります。

しまなみ海道を自分の足で一歩一歩踏みしめて渡る体験は、日常の忙しさを忘れさせ、瀬戸内の豊かな景色と島の人々の温かさを深く感じさせてくれます。

途中の島々での滞在はもちろん、渡り切った後の温泉や美味しい食事でのリフレッシュまで含めた無理のないプランを整えて、あえて徒歩で渡る贅沢な島旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。

【重要】ご出発前の天気予報確認のお願い

徒歩での「しまなみ海道」渡りでは、長時間屋外を歩くため天候の影響を大きく受けます。特に橋の上や海岸沿いは強風や雨の影響を受けやすくなります。出発前はもちろん、旅の途中でも最新の天気予報や強風注意報などを必ずしっかり確認し、荒天が予想される場合は無理をせずバスや船などの代替交通機関を利用する、または計画を見直すなど、安全を最優先にした行動を心がけてください。

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